8時間睡眠、11時起き。今日は16時からバイトだった。本来ならば14時くらいまでは惰眠をむさぼるようなところではあるが、課題をやらなければならなかった都合で早めに起きた。3日後の講義でのパワポ発表のための資料づくりである。特段やる気もなかったため、Geminiにスライドの大半の作成を投げ、あとは俺がちょいとばかし整える程度でスライドは完成させられた。一応AIを使ってパワポ資料を作るなんてのは初めての試みではあったものの、こんなにうまくいくとは本当に驚きだった。ものの10分ほどで30枚近いスライドが完成した。5時間は優にかかっていたあの重労働が、いまや50文字のお願い分を書く文字通り片手間の作業で事足りる時代である。てなわけで課題はちゃっちゃと終わらせてしまってバイトに行ってきた。バイトも大層楽だった。少し前までは完璧主義の気質のせいでなにかと窮屈な思いをしていたものだが、それも少しマインドを変えるだけでこうも気が楽になるとはね。終わりがけに1ミスしてしまったが精神にはそこまでこたえなかった。変わったね、俺。今まではあんなにしょげて萎えてたのに。まあそんな精神性のやつめんどいだけだから変われて万々歳ってとこではあるよね正直。
そして23時頃にバイト先を出て、そのあと彼女と少しだべった。一昨日会った時はあれほどローテンションだった俺が、今日は好意的な態度で接していた。しかも自分でも驚くほど自然体で話せていたのは、やっと俺の中でこの関係性の結論が出たということなのだろう。で、話の内容は終始笑いあうような感じだったんだけど、終わりがけの俺の話がよくなかったらしい。この前会った時の、つまり彼女の誕生日の日の俺の様子に関して全然元気なかったことを悔やむようなことを言ったら、めんどくさってぼそっと言われた。あの日の言動は今日のそれとはまったく乖離していたし、「めんどくさ」というのも、まあわかるんだけどね。そうしてお互い歯切れの悪いまま別れた。俺としては、なんか途中までグッドコミュニケーションだったのになんで最後の最後にこんな思いして別れなあかんねん、と、ちょいむかついちゃったよね。いやわかるんだけどね、あっちの言い分もすこぶる。家について、半分やけになりつつ夜食を作っていたらあっちから連絡が来ていた。どうやら電車に乗っていたら近くの男どもの匂いがきつすぎたらしく、「あんたはいつもいい匂いがしてて気遣ってくれてるの気づいたわありがとね」って内容だった。かわいいね~ってね。のろけさせていただきますけども。
やはり考えすぎはよくない。俺の思考の癖として0か100かの極論で考えがちというのがあるのだが、それの影響なのか、相手の行動や言動から俺への好意を推し量ろうとする場合に、総計プラスが上回れば「俺のことやっぱ好きなんだ!」になるし、逆にマイナスの計算になれば「やっぱ俺のこと好きじゃないんだ……」と落ち込むといった感じで、感情がジェットコースターに乗りがちなのだ。これが彼女のいう「めんどくさ」の原因になっているのは重々承知しているところではある。人間の感情は一定ではない。好意の度合が高い相手に対する行動の出力結果が毎度必ず好意的というわけではないのだ。つまり、一々相手の行動に思考を巡らせて一喜一憂するのは賢い行いではないということ。賢くないことに頭を働かせるのは合理的ではない。よって、そもそも相手のこちらに対する好意を推量しようとする行為自体、もう卒業するべきなのである。それに、先ほどちらっと話した「この関係性の結論」というのをここで話しておくと、俺は彼女を「彼女」というよりも、むしろ「俺のことをよく知っている人」という存在として定義し直すことにした。恋愛対象という認知のままでは、相手への好意が尽きたら終わりだとか、相手に不利益を被らせたら終わりだとか、それこそ相手について思考を及ぼし続けなければならない。俺の思考の特性上、それは得策ではない。それに、愛なんてものは信じるに値しないものだ。信頼が崩れただけで、それはそれで大問題ではあるが、一気に消失してしまうものなんて、それこそ株とかと同じじゃないか。大暴落というのが、この先何年も一緒にいれば容易に起きうる。というか、すでに起きた。もう勘弁してくれって感じになったもん一回。それでも、この人のことをよくかわいいなとか思うし、嫌になっちゃうような側面含めて、それは物事が多面的であるという普遍的事実にも起因して、愛らしくも思えてくるというものだ。一緒にいたいと思う。そのための心構えとして、今回再定義を行うに至った。俺のことを知ってほしいだなんて、まあ案外フラットな意見だ。愛してほしいだとかいう用件よりもだいぶ。そして、理解度というのは信頼だとかいう期待はずれな指標に全くよらない。それは時間に比例して積み上げられていく、いわゆる……積み立てNISAみたいなものだ。きっと。よくわからんけど、あれもたぶん確実に利益出るみたいなやつなんでしょ?じゃあ一緒だろ、たぶん。結局、俺はそういうマインドさえあればあの子と一緒にいられる気がして、そしてぜひとも一緒にいたいと思っているって話。心理的には、友達みたいな距離感にちかくなったのかな。うん。もう不安とかいらないし。これが今のところ正解な気がしてるな。いや、まあてか、うん、なんかごちゃごちゃ言ってたけど結局、色々落ち込むことがあっても、それでも一緒にいたいと思ったってだけなのかも。そんで、そのための合理的な心理的認知の変更を行ったってだけだな。いやあーでも、もう俺が相手のこと好きじゃなくなっても俺は一緒にいたいと思ってんだよね。好きじゃなくても一緒にいたいってなんか変か。もうよくわからん。だって今朝7時だもん。ねよ。
あと今日思ったのは、一日に満足したって実感がないと、俺はなかなか寝ようって気になれないってこと。時刻は夜12時を回って、もう寝ても全く問題ないだろうという頃合いになっても、なぜだか一向に「寝る」という選択が浮かんでこない。「なにしよう」ってずっと考えてる。このままじゃあ終われないって気持ちがあるんだろうな。毎日そうだ。だからこうやって、一回シコって疲れて寝て、朝5時に昨日の日記を書き始めるなんて非効率な現象が起こる。俺はこの日記を書くのにもかなりの労力をつぎ込むわけだから、あの瞬間に、つまり、まだ寝たくないとシコり始めたあの愚かな選択の代わりに、こうしてキーボードをタイプできていたのなら、こんな薄明を目にすることもなかっただろうにな。
